ホルモン注射

FTMのホルモン治療とは【変化や頻度】

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性同一性障害(性別違和・性別不合)の方でホルモン治療をしている人がいるけど、何のためにするんだろう…
ホルモン治療したら身体にどんな変化があるんだろう…
ずっと続けなきゃいけないみたいだけど、どれぐらいの頻度ですればいいんだろう…

【deidei】

そんな方に向けて、FTMのホルモン治療方法・変化・頻度・費用についてご紹介していきます。

【注意事項】
私は医師ではありません。
この記事の内容は、FTM当事者である私が調べたことを整理したものになります。
より詳しい情報は各医療機関のホームページ等を参照してください。

1.ホルモン治療とは何か

性同一性障害(または性別違和・性別不合)と診断され、生まれ持った性別とは違う性別として生きていきたいと考えている方が、はじめにおこなう治療がホルモン注射ではないでしょうか。

FTMの場合、男性ホルモン(テストステロン)を筋肉注射によって投与します

錠剤やクリームの塗布などでおこなう場合もありますが、吸収が不安定などの理由で、注射による投与が一般的に行われているようです。

2.ホルモン治療をおこなう理由

性同一性障害の方は、生まれ持った性別に対して嫌悪感や違和感を持っているため、生まれ持った性別特有の生理現象などを緩和する治療をおこなって、嫌悪感・違和感を取り除こうとします。

そのうちFTMの治療は、大きく3種類に分かれるんじゃないでしょうか。

  1. 薬剤により、女性的な特徴を緩和し、男性的な特徴を手にいれる
  2. 男性にはない身体の部位を手術で取り除く
  3. 男性にしかない身体の部位を手術で造る

ホルモン治療は①にあたる治療で、その効果は治療開始直後から数年にわたって変化するものまでさまざまです

3.ホルモン治療による変化

では、実際にどのような変化があるのか、効果と副作用をまとめてみました。

FTMに対するホルモン療法の効果

  • 月経が止まる
  • 筋肉が増える
  • 男性的な体脂肪の付き方になる(皮下脂肪型→体脂肪型)
  • 陰核(クリトリス)が肥大する
  • 髭が生え、体毛や陰毛が増加する
  • 声が低くなる
  • のどぼとけが肥大する
  • ニキビが増加する
  • 脱毛や頭髪が減少する
  • 膣が萎縮する
  • 性欲が増す
  • 皮膚が色素沈着する・乾燥する

ホルモン治療による副作用

  • 体重が増加する
  • 体臭が強くなる
  • 多血症
  • 肝機能障害
  • トリグリセライド、コレステロール、LDLが上昇する
  • HDLコレステロールが減少する
  • 更年期障害
  • 物忘れ
  • 尿酸値が上昇する
  • 添加物によるアレルギー症状がでる
  • 生殖機能を喪失する

特に『月経が止まる』『声が低くなる』の2つは初期段階で変化することが多いんじゃないでしょうか。

女性ではなく男性として生きたいと思っているFTMの方にとっては、嬉しい変化ですね。

もちろんホルモン治療にはメリットだけでなく、デメリットもあります

私自身は、『更年期障害』のような症状がでたり、『物忘れ』がひどくなったり、長く続けてると副作用もかなり感じるようになりました。

ホルモン治療による変化について、さらに詳しい情報が知りたい場合は以下のサイトも確認してみてください。

・岡山大学大学院医歯薬学総合研究科泌尿器病態学
 性同一性障害の診断と治療の流れ
・自由が丘MCクリニック
 FTMの男性ホルモンの効果と発現時期
・ナグモクリニック
 ナグモクリニックGID外来 Q&A
・恵比寿TGクリニック
 ホルモン治療オンライン処方について

【deidei】

ホルモン注射歴5年以上の私の体験談はこちら

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4.ホルモン治療の頻度と費用

ホルモン治療は、ホルモン剤の種類によって、注射する頻度と費用が変わってきます。

短期持続型(主にエナルモン)と長期持続型(主にネビド)の2種類あり、それぞれの治療頻度および1回あたりの費用の例はこちら。

短期持続型長期持続型
頻度125mgで2~3週間に1回
250㎎で3~4週間に1回
3か月に1回程度
(5~6か月に1回でも可?)
費用例2,800円(1回あたり)28,000円(1回あたり)

※費用例は、池袋セントラルクリニックのホームページから引用しています。

【deidei】

短期持続型(主にエナルモン)と長期持続型(主にネビド)の違いを詳しく知りたい方はこちら

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5.ホルモン治療ができる病院の探し方

ホルモン治療をしてもらえる病院は、自分で探す必要があります。
でも、どこでホルモン治療してもらえるのかピンとこない方もいるんじゃないでしょうか。

ホルモン治療は、主に泌尿器科・産婦人科・ジェンダークリニックであれば受けられます

※ジェンダークリニック:性同一性障害・性別違和(身体的性に対して違和感を覚える状態)の診療を専門におこなう病院

家の近くや生きやすい場所付近の泌尿器科をGoogleマップで検索し、ヒットした病院に電話して、ホルモン治療が可能か聞いてみると良いと思います。

産婦人科は、ホルモン治療をしていくうちに徐々に男性的になるので、待合室でいづらくなるかもしれません。
ジェンダークリニックは、そもそも数が少ないので、見つけるのが難しいかもしれません。
そのため、泌尿器科を調べてみることをオススメします

もし、うまく探せないようであれば、G-pitのホームページでもホルモン治療可能な病院を紹介しているので、参考にしてみてください。

6.まとめ

というわけで今回は以上です。

最後にホルモン治療についてざっくりまとめると、

【ホルモン治療とは何か】
性同一性障害(または性別違和・性別不合)と診断され、生まれ持った性別とは違う性別として生きていきたいと考えている方が、はじめにおこなう治療
FTMの場合、男性ホルモン(テストステロン)を筋肉注射によって投与することが多い。

【ホルモン治療をおこなう理由】
生まれ持った性別特有の生理現象などを緩和する治療をおこなって、嫌悪感・違和感を取り除くため

【ホルモン治療による変化】
『月経が止まる』、『声が低くなる』などのメリットだけでなく、
『更年期障害』、『物忘れ』などのデメリットもある。

【ホルモン治療の頻度と費用】
短期持続型では、2~4週間に1回で、2,800円(1回あたり)
長期持続型では、3か月~に一回で、28,000円(1回あたり)

【ホルモン治療ができる病院の探し方】
ホルモン治療は主に泌尿器科・産婦人科・ジェンダークリニックで受けられます
個人的には泌尿器科がおすすめ。

ホルモン治療は、性同一性障害と診断されたら、比較的すぐにはじめられます。

男として生活したい!女性的な特徴をなくしたい!と思っているFTMにとっては、嬉しい変化がある一方で、副作用もあることも忘れてはいけません。

定期的に続ける必要があるので、ホルモン治療による変化や費用などきちんと調べて納得した上で治療を始める人が増えると良いなと思います。

【deidei】

ちなみに、ホルモン注射してても献血できるみたいですよ!

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これから男性ホルモン治療をしようと考えている方にはこの本がおすすめです!

FTMがホルモン治療で気を付けるべきことや、Xジェンダーのホルモン治療、個人輸入のホルモン服用、ホルモン治療できる年齢など、FTMの治療について、

性同一性障害の専門医であるはりまメンタルクリニックの院長 針間先生がやさしく説明してくれています。ぜひ読んでみてください。

【deidei】

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ABOUT ME
deidei
ひっそり埋没しながら暮らしているFTM(女→男に戸籍変更済み)です。 女性として地方で生活→就職のため都会へ→現在は、男性サラリーマン街道邁進中!(7年目) 環境を変えることで、少しずつ、自分らしく生きれるようになりました。 FTMとして生活する中で学んだことや自分自身の経験を、わかりやすく発信していきます。