FTMの体験談一覧

女性から男性への移行中の反応【体験談】

FTM 治療 変化 反応

メンズ服を着たり、ホルモン注射などの治療を始めると、身近な人からどんな反応をされるのか心配…

【deidei】

その気持ち、よくわかります。
私は大学生の時にホルモン注射を打ち始めてから、見た目や声がガラッと変わりました。
その性別移行中の周りの反応がどうだったのか、私の大学生の時の体験談を紹介していきます。

大学1年目~ メンズの服を着る

気分を一新して、大学生からは男性として生活しようと思ってたけど、地元の大学に通うことになった。

知り合いも多く、初めから男性として振舞うのは無理だと諦めて、入学式はレディーススーツ。女性として大学入学

そのころカミングアウトしてたのは高校生の時から付き合っている彼女のみ。
基本的に一緒にいる友達も女性だった。

服装は徐々にメンズ服を選ぶことが増え、夏ごろには完全にメンズ服しか着なくなった

ナベシャツを着始めたのもこの頃。

メンズ服を着てたとはいえ、女友達と行動することが多く、まわりからはボーイッシュな女性と思われてたんじゃないかな。

高校までは制服でスカートを履いていたけど、毎日メンズ服を着れるようになって、めちゃくちゃ嬉しかったし、外を出歩くのも少し苦じゃなくなった。

気持ちも前向きになったことで、大学1年の夏前には、仲良くしていたサークルの友人数名に、性同一性障害かもということをカミングアウトできるようになった

この頃のアルバイトは個別指導塾の先生。

主に小学生~高校生を担当してた。

白衣みたいなものを私服の上に羽織るだけの制服だったから、男女同じだった。

メンズ服を着て、髪も長めのショートヘアだったから、生徒からは男性と思われることが多くなった

それでも仕事中はフルネームの名札を付けないといけなかったから、生徒からは「男?女?どっちなんですか?」と聞かれることもあった

この頃は、徐々にメンズ服を着るようになって、髪の毛も少しずつ短くしたら女性だと思われることは少なくなったけど、女性らしい顔つき、周りにいる友達、名前から、どっちの性別か聞かれることは多くなったかな

大学2年目冬 成人式でメンズスーツを着る

大学2年の冬に転機が訪れた。成人式だ。

女性なら振袖を着ることが多いけど、自分は着たくなかった。

かといって、昔から知っている友達にメンズスーツで会うもの怖かったから、行かないつもりでいた。

でも、ずっと自分を隠し続けても辛いだけだと思い、成人式前日の夕方に飛び込みで店に買いに行った

初めて店でメンズスーツを買うから、内心ドキドキが止まらない。

かといって不安そうにしてたら怪しまれちゃうから、堂々と「明日の成人式用のスーツを買いたい」って店員さんに話しかけた

ちゃんとどうしたいかはっきり伝えたのが良かったのか、採寸して、試着して、すんなり購入することができた。

成人式ではどうだったかというと、意外と普通に受け入れてもらえた気がする

幼いころからの知り合い全員に会って話したわけじゃないけど、変な目で見られたり、直接からかってきたりするようなことはなかった。

なんでメンズスーツを着てるのか聞かれたら、「カッコいいでしょ!」って返そうとかイメージトレーニングしてたのに…

自分がいないところで否定的なことを言われているかもしれない怖さはまだまだあって、積極的に昔の友達と話すことはできないけど、

自分がしたい恰好をしても、変わらず接してくれる友達がいることに気づけたことが、ものすごくうれしかった

大学3年目夏~ 性同一性障害の診断をもらう

大学3年になり、いよいよ就活しないといけなくなった。

大学生の間は男女どっち付かずでも何となくで生きてこれたし、見た目が男性だったら男性として扱ってもらえた。

でも、就職だと話は違う。

本人確認する時に女性だってばれるし、かといってレディーススーツを着て面接受けたくない

そうなってくると今まで通りどっちつかずではいたくないから、焦って近くのメンタルクリニックに行った。

メンタルクリニックに紹介状を書いてもらって、岡山大学病院で性同一性障害の診断書をもらい、その後すぐにホルモン注射をはじめた。

ホルモン注射による変化はこちら
>>【治療歴5年以上】ホルモン治療による変化

ホルモン注射によって、いろいろ変化があったけど、一番わかりやすいのは声の変化

当時のアルバイトは寿司のデリバリー。
男性のアルバイトが多くて、バイクで配達する仕事なのもあって、女性として扱われることがほとんどなかったけど、さすがにホルモン注射で声が変わっていったときは、「声どうしたの?」って聞かれることはあった。

でも、声が低くなったことで、お客さんや新しく入ったバイトの子には100%男性だと思ってもらえるようになった

大学卒業 男性として就職面接を受ける

就活が近づいて焦って治療を始めたものの、小心者な性格からか、公務員試験以外の就職活動はできずにいた。

大学の知り合いがたくさんいる中で、メンズスーツを着て合同説明会に行けなかったから。

ほとんど男性として見られるようになったことで、普段の生活で嫌な思いをすることがなくなってはきたけど、戸籍上の性別がまだ女性のままだってことに負い目を感じて積極的になれなかった。

大学卒業直前になっても就職先を決めず、このままフリーターでも良いかなって思ってた矢先、研究室の先生から面接受けてみないかと声かけてもらった。

最後のチャンス。これを逃したら絶対に就職できない。

大学を卒業したらビクビクせずに男性として生活したい。

初対面の時に女性であることを知られると男性として生活しにくくなってしまうから、面接の段階で「性同一性障害であり、男性として扱ってほしい」とはっきり伝えて入社することができた

そのおかげで会社では、社長や上司など一部の人以外は戸籍上女性だってことを知らないから、変に思われてないかを気にせずに生活できるようになった。

女性から男性に変わっていく中で、まわりからどう見られてるのか気にして不安になったりすることは多い。

ただビクビクして、まわりがどう扱ってくれるのかをうかがってた。

でも、それだと何も解決しない。

こんなことを言われると傷つく。
男性の更衣室やトイレを使いたい。
他の社員には、女性であることを伝えないでほしい。

どのように扱ってほしいのか、はっきり意思表示することが大事なんじゃないかな?

【deidei】

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ABOUT ME
deidei
ひっそり埋没しながら暮らしているFTM(女→男に戸籍変更済み)です。 女性として地方で生活→就職のため都会へ→現在は、男性サラリーマン街道邁進中!(7年目) 環境を変えることで、少しずつ、自分らしく生きれるようになりました。 FTMとして生活する中で学んだことや自分自身の経験を、わかりやすく発信していきます。
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