就職・在職移行

在職中の性別移行で気を付けるポイントは?

FTM 仕事 性別変更 在職移行

これからホルモン注射や性別適合手術をしようと思ってるけど、治療をすると見た目や声が変わるから、今の職場で働き続けれるか心配…

【deidei】

性別移行中は、トランスジェンダーであることを知られてしまいますよね。不安に感じるのも無理はありません。
なので今回は、在職中の性別移行する前の準備についてまとめてみました。

今の職場で性別移行できるか確認しよう

はじめに言ったように、治療を始めると見た目が変化するため、自分から言わなくても『トランスジェンダー』であることがわかってしまいます。
そのため、いま働いている職場で性別移行しても大丈夫なのか、あらためて考えてみてください

その時の考慮するポイントはこの3つ

  1. 見た目の変化によって対応しないといけないことがあるか
  2. 有給休暇・長期休暇を取りやすいか
  3. LGBTに対して偏見のない雰囲気か

では早速、それぞれのポイントについて解説していきます。

1.見た目の変化によって対応しないといけないことがあるか

具体的には、更衣室やトイレ、制服など男女で分かれているものがあると、対応してもらわないといけません。

自認する性別のものを使わせてもらえるのか事前に確認しておきましょう。

特に更衣室やトイレに関しては、同僚の反対があるかもしれません

職場でどのような対応をしてもらえるのか、性別移行する前に早めに聞いておいた方が安心して治療に専念できます。

2.有給休暇・長期休暇を取りやすいか

性別適合手術する場合、国内・国外のどちらでおこなう場合でも、最低1週間程度は休暇を取る必要があります

ホルモン注射や血液検査などでも仕事を休む日があるかもしれません。

そのため、

  • 普段から忙しくて、休みを取りにくい職場ではないか
  • 上司や同僚の理解があるか

など、治療による長期休暇などをとりやすい体制なのか確認しておきましょう。

もちろん、繁忙期には手術を避けるなどの配慮は必要です。

会社側と相談しながら、仕事に支障の少ないように休暇を取るようにしましょう。

3.LGBTに対して偏見のない雰囲気か

日頃から、LGBTに対して偏見のある発言をする方がいたり、「男は~するな。」「女は~じゃないといけない。」などと、発言するような人がいたりする場合は、要注意です。

あなたが性別移行している時にも同じように否定的な発言をされる可能性があります。

「否定的な発言をされても大丈夫」という方は気にしなくていいかもしれませんね。

また、個人的に言われるだけでなく、他の同僚も巻き込んで、あなたが職場で働きづらくなってしまうかもしれません。

そんな状況になったときのために、相談しやすい人を見つけておくと安心です。

職場で性別移行をするときに考慮する3つのポイントから、今の職場で性別移行できそうにないと思ったら、転職も視野に入れておきましょう。

できるだけ、LGBTに対して理解のある企業が良い場合は、こちらの2つを参考にしてみてください。

  • JobRainbowのLGBTフレンドリー企業検索
  • 経済産業省のダイバーシティ経営企業100選

カミングアウトする範囲を決めておこう

在職移行するにあたって、カミングアウトしておいた方がいいのは、直属の上司と人事担当者

休暇を取るときに承諾をもらったり、通称名の使用や性別など人事情報の管理をする上で知る必要があります。

そのほかの同僚に対しては、どの範囲までカミングアウトするかを事前に考えておきましょう

カミングアウトは絶対にしないといけないわけじゃないので、あなたの職場での状況などから決めると良いと思います。

例えば、

  • 所属部署の同僚だけにしよう
  • 全社員と面識があるから、みんなに話しておこう。
  • 同僚だけじゃなく、頻繁に会う社外の人にも伝えておこう

カミングアウトしないことによって、自分の知らないところで、事実と違う内容が広まってしまうこともあります。

そんな不安がある場合は、きちんと自分で説明する場を設けてカミングアウトしてもいいかもしれません。

また、カミングアウトした人に、カミングアウトしている範囲を共有しておくのも大切です。

カミングアウトを受けた【Aさん】が、カミングアウトを受けていない【Bさん】も知っていると思って、あなたのことを話してしまう。

なんてことも考えられます。
アウティングを防ぐ意味でも、カミングアウトの範囲をきちんと共有しておきましょう。

見た目の変化を指摘された時の対応を考えよう

性別移行中は、仕事関係者から
「最近、雰囲気が変わったね」
「声がおかしくない?」
など、あなたの変化に対して反応があるかもしれません。

もし、急に言われてあたふたしてしまうようであれば、事前にどう対応するかをシミュレーションしておきましょう。

例えば、

  • お客様からあなた以外の従業員に、「○○さんって男?女?」と聞かれた。
  • カミングアウトしてない人に、「トランスジェンダーなの?」と聞かれた。

など、すぐ思いつくものがあれば、対応策を考えておくと安心です。

また、悪意がなくても、あなたが傷つくような言動をする人がいるかもしれません。

その時は、その言動をやめてほしいときちんと伝えるといいと思います。

当事者がどんなことで嫌な気分になるのかわからない方もいます。
はっきり主張することで、お互いにいい関係を築けるんじゃないでしょうか。

まとめ

ということで、今回は以上です。

内容をざっくりと整理すると、

今の職場で性別移行できるか確認しよう

  • 見た目の変化によって対応しないといけないことがあるか
  • 有給休暇・長期休暇を取りやすいか
  • LGBTに対して偏見のない雰囲気か

カミングアウトする範囲を決めておこう

  • あなたの職場での状況などから決めましょう。
  • アウティング防止のため、カミングアウトしている範囲を共有しておきましょう。

見た目の変化を指摘された時の対応を考えよう

  • 事前にどう対応するかをシミュレーションしておきましょう。
  • 傷つくような言動を言われたら、やめてほしいことをきちんと伝えましょう。

在職中の性別移行は、当事者の状況や職場の雰囲気によってやりやすさが変わってくると思います。

あなたがどうしたいのか、どうすれば周りの人にも迷惑をあまりかけずにできるか、会社側と相談できると良いですね。

ーーーーーーーーーー

これから就職する方や、職場での悩みがあるFTMの方にはこちらの本がおすすめです!

LGBTフレンドリー企業に関する情報や、LGBTならではのインターンシップ・エントリーシート・面接・入社後の悩みに関するアドバイスが紹介されています。

安心して仕事に取り組める環境を作りたいなら、ぜひ読んでみてください。

【deidei】

最後まで読んでいただきありがとうございました!

LGBTの就活は、当事者の抱えている悩みが多様であることからも、1つ1つのストーリーに耳を傾けることがとても大切です。

こうした背景から生まれたのが、「現場からは以上です🌈」
現場から企業への社内報として、就職活動や実際に働いた経験のある方などが、ご自身の声に想いを乗せて当事者へ、企業へ、社会へ届ける音声コンテンツです。

私、deideiもプロジェクトに参加してます!
【No.5の1部】男性、女性どちらで就活するのか

これから就活をされる方、企業でLGBT対応をされる方はぜひのぞいでみてください。

「LGBT就活の現場の声を吸い上げるアンケート」も現在募集中です。
質問は全部で16項目。必須項目(1・2)以外は、該当する質問項目のみの回答が可能です。自由記載のみの回答も行えます!誰にも言えない、聞くことが出来ない想いをこちらで受け取り、未来へ繋げます。

>> 「現場からは以上です🌈」はコチラ

ABOUT ME
deidei
ひっそり埋没しながら暮らしているFTM(女→男に戸籍変更済み)です。 女性として地方で生活→就職のため都会へ→現在は、男性サラリーマン街道邁進中!(7年目) 環境を変えることで、少しずつ、自分らしく生きれるようになりました。 FTMとして生活する中で学んだことや自分自身の経験を、わかりやすく発信していきます。
関連記事